稲庭中華そば秋田本店(秋田市中通6、TEL 018-853-8121)が5月13日、秋田県内の地酒約30銘柄をそろえる予約制の居酒屋営業を始めた。
稲庭うどんのような製法で作るストレート乾麺と比内地鶏ガラと魚介ベースの和風スープが特徴の稲庭中華そば(1,000円)や煮干し中華そば(730円)がメインメニューの同店。市内で居酒屋を営業していた店主の犬塚智(さとし)さんが、2020年8月に業態を転換して開業した。
「野菜や豆腐、調味料まで地元の食材にこだわりたい」と、かねてより築いた生産者とのネットワークや、個室として使える店舗2階に3部屋ある店内環境を生かし、旬の県産食材を多く使うコース料理と県内酒蔵29社・約30銘柄をそろえる「地酒の飲み放題セット」(5,000円、6,000円)を提供する。
「これからのウィズコロナ時代、飲食店が以前と同じ環境に戻ることは難しいかもしれないが、地域の食文化を担ってきた自負がある。秋田の銘酒と合わせて秋田の食材の魅力を伝えていくことができれば」と犬塚さん。「少人数の会席から宴会まで対応する」と来店を呼びかける。
営業時間は、11時~14時(土曜・日曜・祝日は15時まで)、18時~21時30分(日曜・祝日は21時まで)。月曜(祝日の場合は翌日)・第4火曜定休。コースメニューの提供は、2日前まで予約が必要。