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秋田で木版画家「川瀬巴水」展 連作を中心に180点

秋田県立美術館(秋田市中通1)で開催予定の木版画家・川瀬巴水(はすい)展「旅と郷愁の風景」を告知するポスター

秋田県立美術館(秋田市中通1)で開催予定の木版画家・川瀬巴水(はすい)展「旅と郷愁の風景」を告知するポスター

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 大正から昭和にかけて活躍した木版画家・川瀬巴水(はすい)の作品展「旅と郷愁の風景」が4月16日から、秋田県立美術館(秋田市中通1、TEL 018-853-8686)で開かれる。秋田経済新聞などが後援。

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 伝統的な木版技術を基に、世界に通用する「新版画」を目指した版元の渡邊庄三郎と共に残した作品群から新版画を代表する画家として知られ、「旅情詩人」「昭和の広重」とも呼ばれる川瀬巴水。日本各地を回りながら四季の風景と庶民の生活を描いた。

 「芝増上寺」「馬込の月」などの連作「東京二十景」や「旅みやげ」など、展覧会前記・後期合わせて約180点を特集展示する。川瀬巴水の写生帳や木版画関連資料なども展示する。

 同展を担当する学芸員の小泉俊貴さんは「まとめて観覧する機会の少ない連作を中心に展示する。川瀬巴水が全国を回りながら残した作品を通じて、古き良き日本の美しい原風景を楽しんでもらえれば」と来館を呼びかける。

 営業時間は10時~18時。入館料は1,000円(高校・大学生は800円)。中学生以下無料。7月3日まで(5月25日は休館)。

 同展覧会を監修する美術史家の岩切信一郎さんの講演、同美術館学芸員のギャラリートークを開く。

 講演会は4月24日14時~15時30分、ギャラリートークは5月14日・6月18日14時~14時30分。

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