染色家2人による希少生地「モスリン」展-小松クラフトスペース

薄くて軽い羊毛の希少布地「モスリン」を素材に使用した作品展

薄くて軽い羊毛の希少布地「モスリン」を素材に使用した作品展

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 工芸ギャラリー・小松クラフトスペース(秋田市中通4、TEL 018-837-1118)は、希少生地「モスリン」の作品展「毛斯倫・モスリン展」を開催している。

 モスリンはメリンスとも呼ばれる羊毛短糸を平織りした薄地の布で、薄くて軽く、あたたかな素材として戦前から肌着の「襦袢(じゅばん)」やうぶ着などに利用されてきたが、近年は生産量が激減。「モスリンを織る会社も日本にひとつだけとなり、市場から姿を消しつつある」(同店・小松店主)という希少生地。

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 同展では「染色の対象として、シルクや綿と違った素材としての面白さがある」と、数年前からモスリンで作品を作り始めたというコンピューターによるデザイン加工技術やオリジナル染色技法を持つ八幡はるみさんと、刷毛染めを得意とする斎藤洋さんの2人の作品を紹介する。夏向けのシャツ(16,000円~18,000円)やバック(2500円~)、ショール(5,400円~20,000円)など約60点を展示・即売するほか、「くらしのきもの資料館」(兵庫県西宮市)に保管される戦前のモスリン古裂帳(こぎれちょう)も参考出品される。

 小松さんは「昭和を代表する素材であるモスリンは、見る人に懐かしさを感じさせてくれるが、古いものを懐かしむだけのものではなく、2人の染色家の新しい表現から『ならでは』の魅力を感じてもらえればうれしい」と話している。

 営業時間は10時~18時。5月31日まで。

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