秋田市新屋にある町屋の改修費に充てることを目的に開く中古レコードの販売会が2月6日、エリアなかいちの商業棟(秋田市中通1)で始まった。
1890(明治23)年築の町家・渡邉幸四郎邸(新屋表町)を管理するNPO法人新屋参画屋(同)の事業に関わる有志らが、昨年12月下旬から6日間、市民から寄せられた中古レコードの売り上げを同建築物の改修費に充てることを目的に初めて販売会を企画。用意した約150枚のレコードの半分以上を売り上げるなど好評だったことを受け、2回目の開催を決めた。
今回は、ジャズやクラシック、ロック、歌謡曲などの中古レコード300枚以上を用意し、状況に応じて補充しながら販売する。価格は1,000円前後を中心に、300円~5,000円。販売会場では、1人1枚までレコードの試聴を受け付ける。
販売会の運営に携わる久光強さんは「10枚ほど売れればと、初めて開いた前回は予想以上の反響に驚いた。手間をかけて1枚1枚クリーニングして販売する。レコードを手に取ってもらうことで、町屋の改修に協力いただければ」と来場を呼び掛ける。
営業時間は10時~18時。4月30日まで。