駐車したクルマの車内から花火と映画を鑑賞するイベントが11月3日、新屋町の通称・旧空港跡地(秋田市新屋町字割山)で開かれる。
秋田市内で花火イベント「あきた元気まつり in 千秋花火」を主催するNPO法人あきた元気倶楽部(大町2)が初めて企画した。
2015(平成27)年から毎年9月、千秋公園で花火を打ち上げ、2019年には6万人の市民が楽しむまでに成長したが、コロナ禍のため、2020年はやむなく中止した。今年は「感染症拡大対策を施しながら開けるイベントを」と検討を重ね、クルマの車内から映画鑑賞する「ドライブインシアター」に倣い「ドライブイン花火」を企画した。
秋田県出身の柳葉敏郎さんや生駒里奈さんが出演する映画作品「光を追いかけて」も上映する。
駐車スペース250台分を用意するが、入場チケットの販売は行わず、50台分をクラウドファンディングの返礼品として進呈する。普通自動車であれば乗車人数を問わない。
同NPO法人でイベントを担当する猿田正幸さんは「当NPOの名前通り、コロナ禍でも秋田を元気にしたいとの思いを込めて企画した。これまでは助成金などを使わずに企業協賛で運営してきたが、今回は、クラウドファンディングを通して皆さんと一緒に楽しむことができれば」と呼び掛ける。
開催時間は、花火鑑賞=17時~17時30分、映画上映=18時~19時50分。クラウドファンディングサービス「キャンプファイヤー」で受け付ける。申し込み締め切りは10月23日。