横手市在住の造形作家・永沢敏晴さんと長女で画家の碧衣さんの親子展が6月17日、アートスペース・ココラボラトリー(秋田市大町3、TEL 018-866-1559)で始まった。
「生命のとらえかた」展と銘打ち、生物の鳴き声などをBGMに使う会場に、敏晴さんが魚類などをモチーフに作る全長約150センチのポリエチレン素材の造形作品8点と、碧衣さんがアクリルガッシュや岩絵具、銀・銅箔などを画材にイヌワシなど生物を描いた縦約160センチ、横約130センチの大作を含む19点を展示する。
碧衣さんは「鳥海山で保護されて、47年もの間、動物園で飼育されたイヌワシのことを思ったり、狩猟後のクマを解体するマタギ文化に触れたときに感じたりしたことなど、私の作品は体験から描いたものが多い。親子で一緒に釣りに出掛けるなど自然豊かな環境で過ごしてきたが、親子で異なる、生物に対して抱く価値観の違いなどを作品を通して感じてもらえれば」と話す。
営業時間は11時~19時(日曜は17時まで)。月曜・火曜定休。入場無料。6月27日まで。