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秋田駅前の工芸店で更紗展 17世紀のインド産アンティーク布も

小松クラフトスペース(秋田市中通4)の前店主・小松正雄さんが収集した「更紗(さらさ)」

小松クラフトスペース(秋田市中通4)の前店主・小松正雄さんが収集した「更紗(さらさ)」

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 小松クラフトスペース(秋田市中通4、TEL 018-837-1118)で現在、「俺の更紗(さらさ)展」が開かれている。

秋田駅前の小松クラフトスペースに展示中の更紗

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 更紗は、16世紀以降のインド発祥とされる木綿布。手描きや木版で染色した独特の模様が特徴で、国内では江戸時代に大名の羽織りや茶道具を包む布として使われるなど、富と権力の象徴として愛好された。

 同店の前店主・小松正雄さんが、2000(平成12)年から、インドやインドネシアなどのアジア諸国のほか、アフリカなど約35カ国を回って収集した更紗5点を展示。染色に使われていたインドの道具や模様の型、更紗の関連資料なども紹介する。

 展示品の一つで、700枚以上の布切れを継ぎ合わせた羽織「千継ぎ更紗」は、2009(平成21)年9月にインドネシアのスマトラ島で王族の末裔から譲り受けたもの。「使われている更紗の模様の流行時期などから、17世紀の作と推定する」と小松さん。「高級品の更紗は、古くなっても小さな布にして接ぎ合わせて再利用したのだろう」と説明する。「1600年代から世界中で売られ日本にも染色技術と共に伝えられた高品質のインドの更紗は、『友禅』や『江戸小紋』として現代に残る日本の伝統的な染色工芸のルーツ。この機会に更紗の魅力に触れていただければ」と来店を呼び掛ける。

 同店の営業時間は10時~18時。今月29日まで。

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