「秋田竿燈(かんとう)まつり」最終日の8月6日、竿燈大通りで「竿燈市民パレード」が行われ、パレード参加者と沿道の観光客が手を振り合うなど交流した。
県内外から訪れる「竿燈まつり」の観光客におもてなしの意を表しながら、市民の取り組みをPRすることを目的に、社会起業家で秋田市議会議員の武内伸文さんが呼び掛け人となって、2009(平成21)年から、竿燈演技に合わせて交通規制された大通りで行うパレード。
今年は、秋田市を中心に県内で活動するNPO法人や社会活動団体、プロスポーツチーム、音楽イベントの実行委員会、高校や大学の部活動など約50団体の1300人以上が横断幕やのぼりを持つなどして行進した。
「沿道の観光客の皆さんと手を振り合うことが楽しくて毎年参加している。パレード参加者同士の交流の機会にもなっている」と市内在住の男性。
竿燈を初めて見るという宮城県から訪れた男性は「秋田の皆さんと手を振り合う珍しい体験ができた(笑)。手を振り合うことで自然と笑顔になる面白い取り組み」と話す。