家庭に余る食品の提供を受け付ける「フードドライブ」が現在、秋田市役所(秋田市山王1)1階の市民ホールに期間限定で設けられている。
食品の廃棄を減らしながら福祉に役立てることなどを目的に、食品の提供を無人で受け付けるために考案されたシステム「フードドライブ」。
市民から提供を受けた賞味期限や消費期限が近づいた食品を福祉施設などで活用する事業の一環として、一般社団法人「フードバンクあきた」(土崎港西2)が運営する。
現在、県内20カ所以上の行政施設や公民館、食品スーパーなどに食品を受け付けるための容器を常設するほか、市役所内スペースには2016(平成28)年から半年ごとに容器を設けるなどして協力を呼び掛ける。
缶詰や乾物、インスタント食品やレトルト食品などの保存食品のほか、米、乾麺、粉ミルク、菓子類、調味料など、常温保存できる食品を広く受け付ける。賞味期限や消費期限が1カ月以上残っていることが条件。
生鮮食品や漬け物などの自家製品、アルコール類、開封済みの商品などは受け付けない。
同社団法人の代表理事の林多実さんは「調理せずに食べられるものが(活用先で)特に喜ばれる。賞味期限の迫った防災備蓄向け食品なども歓迎する。市民の皆さんに協力いただければ」と呼び掛ける。
受付時間は、8時30分~17時15分(土曜・日曜・祝日を除く)。7月31日まで。