「秋田自衛隊音楽まつり」の第31回公演が12月13日、秋田市文化会館(秋田市山王7)で開かれ、約2000人の来場者が迫力ある吹奏楽演奏などを楽しんだ。
「日本クラシック音楽協会コンクール」5位入賞の秋田駐屯地の高田瀬怜奈1等陸士
陸上自衛隊秋田駐屯地と秋田県防衛協会が共催し、1986(昭和61)年から例年開く公演。「秋田駐屯地音楽隊」「岩手駐屯地音楽隊」「秋田駐屯地らっぱ隊」「第9音楽隊」に所属する約60人の隊員が出演し、昼の部と夜の部に分けて開いた。
今年のテーマは「志~郷土の守り、平和への歩み」。アフリカ・ジブチへ派遣された隊員が無事に帰還したことを祝う行進曲「凱旋」や「秋田県民歌」、秋田駐屯地らっぱ隊が日課号音と高校野球応援曲を組み合わせたスペシャルメドレーなどを演奏。人気グループ「DA PUMP」のヒット曲「U.S.A.」を歌とダンスで披露するなどし、会場を沸かせた。
今年行われた「日本クラシック音楽協会コンクール」のフルート部門で5位入賞を果たした秋田駐屯地の高田瀬怜奈1等陸士は、ソロ演奏を披露した。
秋田駐屯地広報室の大高茂徳室長は「音楽で同じ時間を共有し、楽しんでいただければうれしい。自衛隊も地域の皆さまと共に発展していくことができれば」と話す。