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秋田・女性2人組が編集の冊子、2年越しの創刊2号 「ニッチ過ぎる」特集も

2年越しで発行された「yukariRo(ユカリロ)」創刊2号

2年越しで発行された「yukariRo(ユカリロ)」創刊2号

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 地域で暮らす人々の日常を題材にした冊子「yukariRo(ユカリロ)」の第2号が7月下旬、発行された。

「運転代行」を特集した「ユカリロ」誌面

 秋田市在住の編集者・三谷葵さんとカメラマンの高橋希さんが「普通の人の普通の暮らし」をコンセプトに、地域の文化などを題材に文章と写真で紹介する。

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 2016年6月の創刊号に続き、2年ぶりに発行した新号のテーマは「トークアバウト」。秋田県が発祥とされる「運転代行」や県内で広く行われる秋の行楽行事「なべっこ遠足」など地域性ある特集記事のほか、「あんかけ料理の賛否」を題材にしたトークなど「あえてニッチな題材に焦点を当てた」。

 編集部外に誌面を開放する「間貸ページ」は、フランス在住のサックス奏者で「鉄犬ヘテロトピア文学賞」受賞経歴などを持つ仲野麻紀さんが、「食」について書いたエッセーを掲載。能代市在住のグラフィックデザイナーでライターの竹田牧子さんは、同市に伝わる「べらぼう凧」について寄稿した。

 購読者から「ニッチ過ぎる題材をよくぞ掘り下げた」などの感想が寄せられながら、東京都台東区で開かれたブックマーケットに出品販売した約30冊を含め、発売2週間ほどで150冊以上を売り上げた。

 「日常の一コマについて、四方山話(よもやまばなし)をしているような誌面を目指した。地域の『普通』や『当たり前』も解像度を上げたり、角度を変えたりして見ることで、意外なドラマや地域『らしさ』が見えてくる」と三谷さん。「雑誌の『投稿コーナー』でも読むような感覚で読んでいただいた後、誰かと雑談で盛り上がるきっかけにしてもらえれば」と話す。

 仕様はA5変形判、カラー、74ページ。価格は1,000円。初版1500部。丸善ジュンク堂書店秋田店(秋田市千秋久保田町)、加賀谷書店・茨島店(茨島4)、同東通店(東通仲町)などのほか、通販にも対応する。