「まど枠」(秋田市大町3、TEL 018-827-6212)で3月21日~4月8日、大仙市在住の金工家・坂本喜子さんの作品展「かなもの」が開かれる。
秋田公立美術短期大学(現・秋田公立美術大学)を卒業後、埼玉県内で鍛金に携わり、現在、大仙市で制作活動に取り組む坂本さん。秋田市在住の伝統工芸職人・千貝弘さんから、異なる金属に熱を加えて打ち合わせたり、部分を削ったりするなどの技法で作る「杢目銅(もくめがね)」の技術も学んだ。
真鍮や銅、洋白などの金属を素材に制作した茶さじや取り分け用スプーン、アクセサリー類、ランプシェードなど約20アイテム(3,000円~3万円)を展示販売する。
同店の伊藤幹子さんは「坂本さんの作る杢目銅は、伝統工芸の技術を生かしながらも日常使いしやすい仕上げが特長。金属でありながら柔らかい表情を持つアクセサリー類の評判も高いが、女性ならではの視点から制作する日用品を中心に展示する。皆さんの手に取っていただければ」と話す。
営業時間は11時~18時。月曜・火曜定休。