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秋田の元消防署員が作るミニチュア「まとい」が人気に 表彰や展示も

「まとい」のミニチュア模型が人気を集める元消防署職員の渡部顕(あきら)さん

「まとい」のミニチュア模型が人気を集める元消防署職員の渡部顕(あきら)さん

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 秋田市在住の元消防署職員が作る「まとい」のミニチュア模型が現在、注目を集めている。

「まとい」のミニチュア模型を制作する渡部顕さん

 江戸時代の町火消しが用いた高さ約2.3メートルの旗印「まとい」のミニチュア模型を作るのは、秋田市消防本部に勤めていた渡部顕(あきら)さん。10年ほど前から趣味で作る「まとい」の模型を職場の退職者などに記念品として贈り、精巧な出来栄えから喜ばれていたが、2015年、渡部さんも心労のため体調を崩し50歳で早期退職した。

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 妻の進言から「まとい模型職人」の道を模索する中、江戸時代から続く浅草の玩具店「助六」(東京都台東区)に模型を持参したところ、同店から「売れる」とのお墨付きを得て、「まとい工房 南天」(秋田市川尻みよし町)を立ち上げた。

 渡部さんが作る「まとい」模型のサイズは、高さ3.5~13センチほど(3,500円~)。これまでに10都道府県から計400個以上を受注するなどし、「起業以来、休日なしで作り続ける」人気商品になった。かつて火消しの本業が鳶(とび)だったことから、土木関連団体や消防関係の記念品や縁起物としての注文が多いという。

 現在、北都銀行山王支店(山王6)で渡部さんの模型作品約30点を展示するほか、1月15日には自身で管理運営するホームページの掲載内容などが評価され、ウェブサービス会社「それからデザイン」(東京都渋谷区)の表彰を受けるなど注目を集める。

 渡部さんは「浅草では外国人観光客に好評と聞く。伝統的家屋の模型と組み合わせた商品の注目も高い」と話す。「消防庁長官に記念品として渡ったことには感激した」とも。

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