![スタッフとの会話を楽しみに通う常連も多かった秋田市内のカフェ「Bloom」の齊藤雄介さん(写真中央)](https://images.keizai.biz/akita_keizai/headline/1492514360_photo.jpg)
カフェ「Bloom(ブルーム)」(秋田市旭北栄町、TEL 018-853-1939)が4月30日、閉店する。
2014年8月、齊藤雄介さんが両親と開業した同店。雄介さんと母親の久美子さんが料理を、父親の昭信さんがハンドドリップで入れるコーヒーを担当し、久美子さんの「退職した団塊の世代の居場所になれるような場を」とのアイデアを受け、来店客とスタッフが気軽に会話できるアットホームな店づくりで営業を続けてきたが、同店が入るビルの取り壊しに伴い閉店を決めた。移転営業はしない。
今月、SNSで閉店を告げたところ、多くの常連客から惜しむ声が寄せられ、現在、「ハンバーグ」など予約で完売するメニューもあるという。
乳がんの手術を乗り越えて営業を始めたという久美子さんは「夢が実現して毎日がキラキラ輝いて心身共に元気になった」と振り返る。
雄介さんは「閉店の報を聞き付けて来店してくれたり、閉店を惜しんでくれたりする常連客もいる。当店を通じて得た人のつながりが財産。お客さまには感謝の一言」と話す。
営業時間は11時30分~17時。月曜定休。