秋田県庁第2庁舎(秋田市山王3)で11月22日、「流通とものづくりセミナー~つなぐ、伝える仕事~」が開かれた。
商品開発から流通までに携わるゲスト講師を招き、地元の製造業者などを対象に秋田企業活性化センター内・あきた産業デザイン支援センター(同)がシリーズ開催する。
3回目となる今回のテーマは、「ものづくりと流通」。大阪市で卸会社を経営する竹原美己社長と秋田公立美術大学(新屋大川町)の五十嵐潤教授、アシスト實務工房(横手市)の沓澤優子さんを講師に招いた。
竹原さんは、卸売業者の視点から、作り手とデザイナーが開発初期段階から相互にアイデアを出し合い、消費者を意識したものづくりの大切さや、流通後も商品の改良を重ねることの重要性などを解説した。
五十嵐教授と沓澤さんも含めて開かれたトークセッションでは、成功・不成功事例の紹介を交えながら、「消費者のためにコミュニケーションを取りながら事業を進めることの重要性」などについて訴え、約70人の聴講者は熱心に耳を傾けていた。