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秋田・教員試験に11年落ち続けた男性がカフェ開業 技術科の腕生かし

大仙市内でカフェを開業した木元和人さん(右)と山田竜平さん

大仙市内でカフェを開業した木元和人さん(右)と山田竜平さん

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 教員採用試験に11年間落ち続けた大仙市在住の男性が5月上旬、カフェ「ドッピオ コーヒー ファクトリー」(大仙市、TEL 090-2881-8735)をオープンした。

「ドッピオ コーヒー ファクトリー」店舗外観

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 同店を開業したのは、1999年に秋田大学教育学部を卒業後、県内の中学校で技術科の講師を12年間務めた木元和人さん。教員を志して採用試験に挑むも11回の不採用を経て断念。心機一転、カフェの開業を決めた。

 ドリップコーヒー(350円)やカフェラテ(380円)など約10種類のドリンク類と、日替わりの自家製ケーキ(180円)を提供する。

 開業に当たり用意した35平方メートルほどの店舗の内外装は、これまで身に付けた木材加工の技術と経験を生かして全て手作り。両親からは「カフェのために身に付けた技術ではないはずだ」と半ばあきれられながらも、同店を共同経営する友人の山田竜平さんと2人で5カ月ほどかけて仕上げた。

 「使うコーヒー豆は一粒一粒、妥協せずに手作業で選別している」と木元さん。「今までコーヒーが飲めなかったというお客さまが、おいしいと言って飲んでくれたこともある。お客さまに合ったコーヒーを発見できるような店づくりができれば」と意気込みを見せる。

 営業時間は8時~19時。

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