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秋田で木版画家「池田修三」展 ラッピング公用車展示も

再評価の機運が高まる木版画家・池田修三の作品展示会場

再評価の機運が高まる木版画家・池田修三の作品展示会場

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 にかほ市出身の木版画家・池田修三の作品展「プロフィル」の後期展示会が現在、秋田県立美術館(秋田市中通1)で開かれている。

池田修三の作品をデザインに取り入れたにかほ市の公用車

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 愛らしい表情の少女や少年、草花などのモチーフが特徴の池田修三の木版画作品。近年、再評価の機運が高まり、9月下旬に開かれた前期の来館者数は11日間で8000人を超えた。同美術館などで販売する池田修三の作品をデザインに取り入れた雑貨類や手作りの木彫り人形も人気商品となっている。

 2014年に続き2回目となる同美術館での展示会は、「池田修三の『横顔』に迫ることができるような展示構成を」と、池田修三が遺(のこ)した「日記」になぞえらえながら制作年代順に展示。現在開催中の後期展示会では、260点以上の作品のうち約30点を入れ替えたほか、にかほ市の市制施行10周年を記念して池田修三作品をラッピングした公用車も初展示する。池田修三作品に造詣の深いイラストレーターの福田利之さんと同展プロデューサーの藤本智士さんのトークイベント「池田修三とは何者だったのか?」も開く。

 「少女や草花、行進する子どもたちなど、作品で知られる代表的なモチーフにたどり着くまでの苦悩や葛藤を知ることができる展示会」と同展担当の矢吹史子さん。「池田修三が生前交流の深かった秋田市出身の版画家・勝平得之の作品展も市内で開かれている。併せて楽しんでもらえれば」と来館を呼び掛ける。

 開館時間は10時~18時。トークイベントは10月11日14時~15時。入場無料。10月12日まで。

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