昭和の時代に秋田で人気を集めた小玉進さんのライブ「五城目(ごじょうめ)のトメさん」を収録したCDブックが4月20日、発売される。
1980年代、田舎町に住む架空のおばあさん「トメさん」を題材にした笑い話の弾き語りで一世を風靡(ふうび)した五城目町出身の小玉さん。秋田市内で経営していたスナックで披露する「下ネタ」を含むギターの弾き語りが話題になり、レコードやカセットテープも発売されるブームになった。
昨年、五城目町と秋田市で開かれたイベントをきっかけにCDの発売を求める声が多く寄せられたことから、「日の出屋芸能」(秋田市桜3)が約30年ぶりの発売を決めた。
当時の雰囲気を再現したスタジオライブと、2014年11月に「国民文化祭・あきた2014」関連イベントとして秋田市内で開かれたライブのほか、小玉さんのインタビューも収録。収録時間は約80分。ブックには小玉さんの人となりや「トメさん」の故郷の五城目町の紹介などを掲載する。
福島正人社長は「多くの皆さんの協力で実現することができた。『秋田の笑いの文化』を知ることができる資料としても楽しんでもらえるのでは」と話す。
価格は2,700円。県内書店などで販売するほか、通販も行う。通販予約特典は「トメさんも使ってる、まっ白ぇ~タオルっこ」。
4月29日~5月1日、発売記念ライブを五城目町と秋田市で開催する予定。入場無料。