河辺農産加工組合(秋田市河辺三内、TEL 018-883-2711)は11月29日、「手づくりみそ」の体験講習会を開催する。
同組合が昨年から開催している講習会は、約2時間かけて「みそ作り」作業を体験するもの。蒸した秋田産のリュウホウ大豆をすりつぶしたものと、あきたこまちを使用した麹菌に塩を混ぜ合わせた後、樽で熟成させる。
作ったみそは参加者が樽ごと持ち帰ることができ、食べごろは約10カ月後。出来上がるみその量は約30キログラムで、「4人家族の一般家庭でおよそ1年間分」(担当者)という。
昨年の参加者は27人だったが、無添加みその味が口コミで評判になり、これまでに80人以上が参加。今月15日に開催された講習会の参加者からは「友人にもらったみそがおいしかった」「無添加に魅力を感じて参加したが、自分が作ったみそで作るみそ汁を飲むのが楽しみ」などの声も聞かれた。
講習会を担当する加藤さんは「無添加にこだわるのは食の安全を思ってのことだが、多くの人に添加物を使わないみそ本来の味を知ってもらいながら、地場産材料の消費拡大に貢献していきたい」と話している。
参加費は12,000円で、材料費、樽代、昼食代のほか、すぐに食べられるみそ2キログラムと作業後の温泉入浴料も含む。問い合わせ・申し込みは同組合まで。