チャリズエンジェル、秋のサイクリングでお点前「ミッション」達成へ

新屋に湧く天然水を使い、メンバーが「自己流」でいれた「お点前」を楽しむ一幕。大森山公園グリーン広場で

新屋に湧く天然水を使い、メンバーが「自己流」でいれた「お点前」を楽しむ一幕。大森山公園グリーン広場で

  • 0

  •  

 秋田の女性自転車サークル「チャリズエンジェル」が企画したサイクリングイベントが11月4日、別の自転車グループも合流する形で行われ、初参加6人を含む計18人が秋のアウトドアライフを楽しんだ。

[広告]

 やや肌寒い気温15度という秋晴れの中、昼過ぎに川尻総社神社を出発したメンバーは、コースの途中に湧く天然水を水筒にくんだり、ギャラリーに展示された「陶芸作品」を鑑賞するなどしながら、ゴールの大森山公園グリーン広場を目指した。

 参加者の1人は「狭い雄物大橋を一列になって走る緊張感や、予定コースにはなかった獣道(けものみち)を通るなどのハプニングも楽しかった。信号待ちで止まっている時に背景に広がる景色の新鮮さに感動した」と話していた。

 大森山公園グリーン広場に到着するとメンバーは早速、今回の「ミッション」である「湧き水でいれるお茶と焼きりんご作り」の準備にとりかかり、メンバーの1人が「自己流作法」でいれた抹茶の「お点前」を他のメンバーが神妙な面持ちで「いただいた」。

 芯をくり貫いたりんごからエキスが流れ出ないよう「パン」を詰めるなど本格的なレシピで準備した「焼きりんご作り」では、りんごにうまく火が通らず、メンバーが知人のパティシエに携帯電話で助けを呼ぶ一幕も。焼き上がったりんごを食べたメンバーは「本当においしい。家でもやりたい」と声をそろえた。

 広場には鍋料理の準備をして集まった別の自転車グループも合流し、参加者に「いものこ汁」を振る舞うなど、グリーン広場に明るい声が広がった。

 同サークルの中川さんは「自転車で走ることが出来る自然が身近にあるのが秋田のいいところ」とし、「次回のイベントは来年になると思うが、これからも人の自然なつながりを大切にしていければ」と話している。

関連記事(秋田経済新聞)-秋田「チャリズエンジェル」に新ミッション関連記事(秋田経済新聞)-自転車「ヤマジンモデル」

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース