秋田市の名物お焼き「ミルク焼」が9月、8年半ぶりに値上げする。
北海道産の小豆と自家製のあんこをモチモチした食感の小麦粉の皮で包んだ、鈴為餅店(秋田市南通みその町)が製造・販売する同商品。戦後、「仲町焼」「豊年焼」などの商品名で販売していた時代を経て、40年ほど前から現在の商品名で市民に親しまれている。
「ワンコインで買える商品として頑張ってきた」(3代目店主の鈴木正一さん)が、小麦粉や燃料などの原料費の高騰を受け、2005年以来8年半ぶりに値上げを決めた。新価格は9月に予定、10円値上げして110円となる。「やむなく値上げするが、皆さまにご理解いただければ」と鈴木さん。
営業時間は10時~16時。日曜・祝日定休。あんこなど原材料の鮮度を守るため例年、夏季は休業する。今年は7月20日ごろまで。