県産品の販路拡大などを目指すあきた食彩プロデュース(秋田市中通5、TEL 018-836-4931)は4月20日、昨年12月に男鹿水族館GAO(男鹿市)で生まれたホッキョクグマの誕生を記念した即席ラーメン「シロクマヌードル」を発売した。製造は製麺会社・八郎めん(男鹿市)。
秋田の伝統的な魚醤(ぎょしょう)「しょっつる」を隠し味に使い、ミルク風味の塩味に仕上げたスープと、生麺のような食感が出る新技術を使った乾麺の同商品。秋田公立美術工芸短期大学の学生がイラストデザインを手掛けたパッケージは、白地と青地の2種類を用意した。売り上げの一部はホッキョクグマの生育などを目的に同水族館に寄付する。
19日に同水族館で開かれた会見で八郎めんの杉渕正英社長は、「子どものいる家族から若い女性まで、幅広い世代の皆さんにおいしく食べてもらえる味に仕上げた」と商品に自信を見せた。あきた食彩プロデュースの佐藤誠社長は「ホッキョクグマの保護など社会貢献にもなる商品として、地域の活性化につなげられれば」と話す。
価格は210円。同水族館で先行販売するほか、秋田空港売店(雄和)や秋田駅ビル・トピコ(中通7)などで販売予定。