例年の3倍の積雪に見舞われている秋田市内の歩道で現在、ほぼ実物大に作られたスタジオジブリ・キャラの雪像が通行人を楽しませている。
雪像を作ったのは、山王中島町で理美容院を営むジブリ作品のファン・佐藤吉雄さんと友人5人。現在、新秋田県立美術館(中通1)で開催中の「スタジオジブリ・レイアウト展」に足を運んだことをきっかけに、除雪ついでに作ったかまくらをベースに制作した。
「映画の場面から実際のサイズをイメージして制作した」という雪像は、高さ2メートル・幅1.7メートルほどの「トトロ」型のかまくらのほか、高さ1.5メートル・全長4メートルほどの「猫バス」、高さ1.5メートル・幅2メートルほどの「ラピュタのロボット兵」、高さ1メートル・全長3メートルほどの「王蟲(おーむ)」の4体。トトロにビニール傘を持たせたり、目にLEDライトを埋め込んだりするなどして名場面を再現した。
制作時間は1体につき約2時間。市内のスキー場で雪像展に参加した経験もある佐藤さん。「雪を使って、このような雪遊び方もできることを伝えられれば」と話す。
雪像は気温が緩むなどした場合に取り壊す予定。