特設会場で開くチャリティーイベント「わらしべ貯金箱」の常設スペースが7月下旬、秋田県環衛会館(秋田市千秋矢留町)に開設される。
環境に配慮した循環型社会を作ることを目的に市民から寄付された衣類や食器類、雑貨類などの日常生活品を特設会場に展示し、来場者が商品と引き換えに自由な金額を寄付するフリーマーケット形式の同イベント。
イギリスの大学に留学経験を持つ秋田市在住の武内伸文さんが、「イギリスではどんな小さな町でも不用品を売買して社会貢献に役立てようとする意識があった」と2007年5月、市内の商業ビルで初めて開催。以後、特設会場を設けながら2カ月に1回のペースで開催し、これまでに集まった寄付総額は約220万円。一部で自転車タクシー「ベロタクシー」を購入し、商店街イベントに合わせて運行するなど地域活性化活動に充てている。
数万点に及ぶ寄付品を保管する倉庫の利用期間が今月切れることから、今回新たに倉庫を兼ねた約75平方メートルの常設スペースも開くことを決めた。
営業時間などは後日、ホームページに掲載する。フリーマーケット形式のイベントも引き続き行う。