秋田市のデザイン会社が社屋ビルを改装して開いたカフェ「書斎珈琲(ショサイカフェ)」(秋田市外旭川小谷地、TEL 090-6251-3212)が、読書ファンらの憩いの場になっている。
「お客さんにゆっくり過ごせる場を」と、デザイン会社を経営する嶋野修さんが今年4月に開いた同店。書棚に収めた約6000冊の蔵書を仕切り壁に見立てた約12坪の店内は、来店客が本に囲まれて落ち着ける空間づくりを目指した。
書棚には「ピカソ美術館」「浮世絵体系」などの美術専門書や「土門拳の昭和」などの写真集のほか、「レゾネ」と呼ばれるアーティストの作品目録、建築家のデザイン集などを並べ、中には「公開するのが怖くなるほど貴重な本もある(笑)」という。
初めて来店した女性は「図書館と違って、コーヒーを飲みながらゆったり本を読めるのがいい」と話していた。「時間の許す限り、くつろいでもらえれば」と嶋野さん。
メニューはネルドリップで入れたコーヒー(550円)や、より大きなサイズのマグカップサイズ・コーヒー(750円)、アールグレー豆乳(550円)などで、希望者には手作りのチョコレートケーキも提供。そのほか、ミニランチ(500円、要予約)もオーダーできる。
営業時間は11時~19時。第2・第4土曜と日曜・祝日定休。