秋田市在住のティーインストラクターが1日1組限定で開く紅茶専門の喫茶室「厦門紅茶室(アモイティールーム)」が現在、紅茶ファンらの憩いの場になっている。
イチゴとクリームを使ったオリジナル紅茶メニュー「乙女ティー」
同サービスを提供するのは日本紅茶協会(東京都港区)が認定するティーインストラクターの伏見昌子さん。10年ほど前、秋田市内に本格的な紅茶教室がほとんどなかったことから、「ならば」と自ら教室を開いた。
昨年6月、「本当の紅茶の味と香りをゆっくりしたスペースで楽しんでもらいたい」と、民家の応接室に5人掛けのソファーを置き、日本未発売のティーカップやソーサーなどをそろえて喫茶室を始めたところ口コミで広がり、紅茶ファンを中心に話題になった。
メニューは、地場産の卵など素材にこだわった焼き菓子や季節の果物などを使ったデザートとのセット(1,800円~)などで、選べる紅茶は30種以上。冬季限定でイチゴとクリームを使った伏見さんのオリジナルメニュー「乙女ティー」なども選ぶことができるほか、焼き菓子の種類は予約時に好みの要望に合わせることもできる。
今年2月、東京で開かれた同協会主催の競技会で決勝へ進出したほか、ベストパフォーマンス賞も受賞した伏見さん。「インストラクターは資格を取ったら終わりというものではなく、続けなければならない勉強も多い」とし、「コミュニケーションの文化としての紅茶を喫茶室で楽しんでいただければ」と話す。
営業時間は14時~17時。問い合わせは伏見さん(TEL 090-7663-0887)まで。