東京在住のクリエーター3人の複合企画展「レジェンドマンション」が現在、秋田市大町の「川反中央ビル」(大町3)で開催されている。
ウエディングドレス専門アトリエで作品展を開く写真家のキッチンミノルさん
同ビルに入居するウエディングドレス専門アトリエ「トワル.rui」、美術書などを扱う「書籍販売まど枠」、ギャラリー「project room sasao」、「石田珈琲店・喫茶室」の4店が合同で企画した同展。
出展するのは、東京在住の写真家・キッチンミノルさん、ハンドメードの靴を制作販売するUZURA(千葉県柏市)、デザインユニット「drop around」(東京都渋谷区)の3組。それぞれが、ビル全体を使った複合的な作品の展示販売やワークショップ、座談会などをビルに入居する各店と共同で行う。
5年間にわたり東京・多摩川の河川敷で地元住民や夕暮れの風景を撮り続けるキッチンミノルさんは「この展示の下準備のために2回ほど秋田に通い、アトリエのオーナーと相談しながら空間を生かす展示スタイルにこだわった。作品を通じて皆さんに新たな気付きを感じてもらえれば」と話す。
「デザインユニットが制作した汎用ペーパーボックスを使ったコーヒー商品をビル内のカフェが企画するなど、ビルに入居する各店と作家が互いに尊重し合いながら作品の展示販売などを行っている」と同展実行委員の伊藤幹子さん。「商品とアートワークの両面から作品を見ていただければ」とも。
営業時間は12時~20時(喫茶店のみ10時~18時)。入場無料。9月26日まで。