![裂き織の質感が特徴のトートバッグ(右)、染色が鮮やかなフリップ付きショルダーバッグ(左奥)、A4書類を縦に収納できるショルダーバッグ(手前)](https://images.keizai.biz/akita_keizai/headline/1182415715_photo.jpg)
秋田市内の食器店「暮らしの器ミケ」(秋田市山王中島町、TEL 018-862-8516)2階ギャラリーで6月19日より、裂き織作家・野崎弘子さんによる「裂き織の仕事展」が開催されている。
「裂き織」とは、本来は古布をリサイクルすることを目的とするもので、古布を裂いたものを横糸にして織り直した織物。ざっくりとした質感と偶然に生まれる色彩や模様に特徴がある。
野崎さんの作品は、絹、綿、麻などの生地を元に「裂き織」し、これに独自の染色を施すことで素朴な風合いの中に独特の迫力を表現している。
同展示会では、野崎さんの代表作で、もともとユーザーの要望で製作されたという、A4サイズの書類を「縦」に収納することができるショルダータイプのドキュメントバッグのほか、バッグの「マチ」やストラップ部分を帆布製とすることで強度を持たせたトートバッグ、「裂き織」の風合いとカラフルな染色の技を生かしたフリップ付きのショルダーバッグ、「眼鏡ケースとして製作したが携帯電話ケースとして使われることが多い」(同店田村さん)という眼鏡ケースなど、バッグ類を中心に約50点を展示・販売している。価格帯は2,650円から3万円台まで。
入場無料。開催は同22日まで。