昨年12月に「主任」に昇任した秋田県職員「スギッチ」に、初めての年賀状が届いていたことがわかった。
スギッチは、2007年に開催された「秋田わか杉国体・大会」のマスコット。2006年にテレビ東京「TVチャンピオン・ゆるキャラ日本一決定戦」で「ゆるキャラ日本一」に認定されたことなどをきっかけに人気が高まった秋田発の「ゆるキャラ」。
2007年11月、「秋田県と県政の広報活動を行うこと」と「県民の元気を応援すること」の2点(知事公室情報公開センター)を任務に寺田典城秋田県知事から県職員としての身分証が交付され、県の広報向けマスコットに転身した。昨年12月には、わずか1年で「主任」に昇任する異例の出世を果たしたばかり。1月6日・7日の仕事始めでは、秋田市の児童会館を回りながら「秋田県クイズ」で子どもたちとコミュニケーションを取るなど、精力的に活動する。
届いた年賀状は1通で、「福島」の消印が押されている。知事公室情報公開センターの担当者は「人気キャラの『ひこにゃん』には数百通の年賀状が届くと聞くが、スギッチも初めて年賀状をもらって感激している。宛名が書いてなかったので、県庁職員のブログでお返事をした」と話す。