怪物をテーマにしたイラストレーション展「MONSTERS(モンスターズ)」が10月8日から、アートスペース「ココラボラトリー」(秋田市大町3、TEL 018-866-1559)で開催されている。
同展は、秋田公立美術工芸短期大学の卒業生でイラストレーターの坂本牧葉さんが、「細密な描写に適している」(同)というアクリル絵の具を使って制作したイラスト作品約50点を展示。イタリア・ボローニャで昨年開催された絵本原画展にも出品した5作品の連作「彼方」を展示するほか、空想上の動物20作品を描いた連作「いきもの図鑑」は、人間の感情や性質を空想上の動物で表現した。「いきもの図鑑」をパソコンのディスプレーで表示することで「生き物の感情を表現した」(坂本さん)というフラッシュ作品も。
坂本さんは「非現実的なものが好きで、小学生時代から空想が好きだった。マグリットやシュールレアリズムへのあこがれもある」とし、「絵本原画展の出品作品を制作する中で、私には『変な生き物』を描きたいという欲求があることに改めて気が付いた(笑)」とも。
開館時間は、11時~20時(最終日は17時まで)。入場無料。