建物やインテリアなどを12分の1スケールでリアルに再現するミニチュアアート「ドールハウス」の展示会が4月29日から、秋田西武（秋田市中通2）とイトーヨーカドー秋田店（同）の2会場で同時開催される。

　大人のホビーとして欧米を中心に多くのコレクターや作家がいるというミニチュアアート「ドールハウス」は、17世紀のヨーロッパ貴族の子女たちに教育用玩具として用いられたのが始まりとされる。

　同展は日本初公開作品を含む、ドールハウス作家・パットさんによる音楽をモチーフにした作品や、ケンブリッジ近郊にある1643年に建てられた元貴族の邸宅「Wimpole Hall（ウィンポール・ホール）」を約1年かけて再現した幅5.1メートル、高さ1.8メートルの大作などの「Maple Streetドールズハウス＆ミニチュアミュージアム」所蔵作品のほか、ドールハウス作家・磯貝吉紀さんの作品など計80点を展示。チューダー、ジョージアン、ヴィクトリアン、エドワーディアンなどヨーロッパ様式のインテリアや建物を、精巧に再現されたミニチュアで比較して鑑賞ことができる。

　4月29日は礒貝吉紀さんによるギャラリートークも開催するほか、今回の展示会場でのみ入手できるドールハウス作家による作品やドールハウス・キット、関連書籍も販売する。

　入場時間は、秋田西武＝9時30分～18時30分、イトーヨーカドー秋田店＝10時～20時30分（最終日は17時閉場）。入場料は、一般＝500円、大学・高校生＝300円、中学生以下無料。5月6日まで。

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