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秋田の「うどん自販機」が値上げへ 営業継続へ向け理解求める

秋田の名物「うどん自販機」を点検する佐原孝夫さん

秋田の名物「うどん自販機」を点検する佐原孝夫さん

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 道の駅あきた港・セリオンリスタ(秋田市土崎港西1)内施設に設けられた「うどんの自販機」メニューが9月1日、250円に値上げする。

秋田市土崎港の名物自販機の「うどん」

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 秋田港近くの食品販売会社「佐原商店」の店先に1971(昭和46)年から置かれていた同自販機。早朝や深夜に温かいうどんが食べられることなどから、長年にわたり地元住民や港を利用する船員らに親しまれてきた。

 昨年、自販機を取り巻く人間模様を扱ったNHKのドキュメンタリー番組が全国放送されたことなどから、常連客のほか県内外からも客が押し寄せ、数十人が行列をなして200杯以上売れる日もあるなど人気を集めた。

 同社の佐原孝夫社長が高齢などを理由に廃業を決めたことから3月、自販機を同道の駅に譲渡し、200円で販売を続けてきたが、現在では製造されていない自販機の部品調達などのメンテナンス費用がかさむことなどから値上げを決めた。

 道の駅あきた港の加藤明さんは「機械の老朽化から、自販機の維持のためには補修費の確保がどうしても必要。皆さまにご協力いただければ」と理解を求める。

 営業時間は10時~17時。

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