「超神ネイガー」原作者の海老名保さんらのグループが「ワールドミライガープロジェクト」を立ち上げ、現在、活動を本格化させている。
東日本大震災で両親をなくした子どもたちに活動収益を寄付することなどを目的に、海老名さんが2011年から運営するご当地ヒーロー「東北合神ミライガー」。「郷土愛・団結・あきらめないこと」をコンセプトに活動する海老名さんに共感したシンガーの水木一郎さんが主題歌を歌う。
「同じコンセプトで海外の子どもたちにも夢を伝えられるのでは」と海外展開を模索する中、著名アーティストのプロデューサーとして知られる吉田就彦さんや親交のある会社経営の中村瑞樹さんら数人が趣旨に賛同。海老名さんが経営する「正義の味方」(にかほ市)の東京事務所も設け、プロジェクトグループを立ち上げた。
事業の第1弾は、2月12日~14日にタイで開催予定の「JAPAN EXPO IN THAILAND 2016」会場で「タイ版」ミライガーの造形とアクションをお披露目する。
「私たちの事業を海外展開するのではなく、各国で立ち上げ予定の運営主体が事業を自立運営できるよう促すプロデュース事業の展開」と海老名さん。「子どもたちに夢と勇気と笑顔を届けるのが日本のヒーローのコンセプト。世界の子どもたちの未来の夢を支援することを通じて、世界が平和であることに貢献できれば」と意気込みを見せる。
事業収益の一部は各国の子どもの育英資金などに充てる予定。