水中を42年間撮り続けた写真家・中村征夫さんが秋田で講演会

秋田出身で日本を代表する中村さんの作品 © 中村征夫

秋田出身で日本を代表する中村さんの作品 © 中村征夫

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 日本を代表する秋田出身の水中写真家・中村征夫さんの講演会「ボクの住所は海の中-水中写真からのメッセージ」が11月18日、秋田市文化会館(秋田市山王7、TEL 018-865-1191)で開催される。

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 講演会は郷土秋田を考える文化事業として秋田市文化振興室が開催するもので、講演を行う中村さんは、1988年の木村伊兵衛写真賞を皮切りに今年は日本写真協会年度賞や土門拳賞を受賞したほか、本年度の秋田県文化功労者受章も受賞したばかり。

 「20歳の時以来、独学で42年間撮り続けてきた。80カ国以上の海を見て多くの感動があった」(中村さん)と、講演会ではスライド上映も交えながら海と人との結びつきを語るという。

 講演会で環境問題を最も伝えたいという中村さんは「この30年で海は変わった。環境が破壊されていく姿を撮ってきたと思う。海をきれいだというのは簡単だが、一番初めに変化が現れるのも海。それを撮り続けている自分は、写真を通して多くの人に現状を伝えることができる。たとえ1枚の写真からでも何かを感じてもらえれば」と話している。

 開場1時30分、開演14時。定員380人。入場無料。

中村征夫秋田市文化会館高崎市美術館で「中村征夫写真展」(高崎経済新聞)写真家・トシ・オオタさん、タイの人々をテーマに秋田で個展(秋田経済新聞)

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