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秋田酒造がネット少額投資ファンドで資金調達-北都銀行仲立ち、満額達成

マイクロ投資ファンドで資金調達した秋田酒造の野本眞子社長

マイクロ投資ファンドで資金調達した秋田酒造の野本眞子社長

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 インターネット上のマイクロ投資ファンド・システムで投資を募った秋田酒造(秋田市新屋元町)が11月1日、募集開始15時間ほどで募集額満額を集めた。

秋田市内のホテルで開かれたマイクロ投資ファンド発表会の様子

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 事業単位で少額投資を募るマイクロ投資ファンド「セキュリテ」を運営するミュージックセキュリティーズ(東京都千代田区)と業務提携する北都銀行(中通3)からファンドの紹介を受けた同社。

 10月31日深夜、大吟醸「酔楽天」など3銘柄の製造を目的に1口5万円で募集を開始したところ、翌11月1日午後までに関東圏を中心に78人から応募があり、募集額450万円の調達に成功した。同システムを活用して地方銀行が仲立ちしたファンド組成事例としては東北では初めて。

 11月6日に市内ホテルで開かれた発表会で秋田酒造の野本眞子社長は、「短期間に資金調達できたことに驚いた。より良い日本酒を造ることで期待に応えられれば」と意気込みを語った。

 同銀行の斉藤永吉頭取は「一般市民からの少額投資により、融資だけでは不十分な資金調達分を賄うことができる。ファンドの組成を通じて顧客の創造につなげていくことができれば」と期待を寄せる。

 11月中旬、伊藤漬物本舗(湯沢市)も同ファンドを活用した資金調達を予定する。

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