秋田市の和菓子店「斉藤製菓」(秋田市茨島2、TEL 018-823-3621)は3月15日、「さくら諸越(もろこし)」「チョコ&コーヒー諸越」を新パッケージで発売する。
砂糖や小豆粉を原料に木型に入れて固めた後、焼いて仕上げる秋田の伝統的な和菓子「もろこし」。江戸時代、「諸々(もろもろ)の菓子を越えて風味良し」と評価されたことから名付けられたとされる。
かつてはどこの家庭でも食べられていた定番の和菓子だったが、近年は需要が減少。「若い世代にもろこしを知ってもらおう」と、「さくら味」「チョコレート&コーヒー味」にアレンジした同社商品の新パッケージでの発売を決めた。「秋田諸越のひみつ」と題するパッケージイラストは、10~20代の若者をメーンターゲットに秋田市在住の漫画家こばやしたけしさんが手掛けた。
同店の斉藤稔さんは「若い世代の皆さんがもろこしを口にするきっかけにしてもらえれば」と新パッケージに期待を寄せる。
15個入り。価格は525円。秋田まるごと市場(卸町2)、秋田駅ビル・トピコ(中通7)などで販売する。