アナゴ科の海水魚「チンアナゴ」や「ニシキアナゴ」がモチーフのキャラ関連グッズが8月中旬、全国13カ所の水族館などで発売された。
ウナギに似た細長い体形の「チンアナゴ」。「波に揺られる姿が愛くるしい」と秋田市在住のシンガー・ソングライター渡部絢也さんが昨夏、チンアナゴの生態を歌詞に盛り込んだオリジナル曲「ちんあなごのうた」を制作した。
渡部さんの友人で愛媛県松山市在住のイラストレーターいせきあいさんが、「もひちん」「にっしー」と名付けたキャラを考案し、昨年10月、音楽付きアニメとしてユーチューブで公開。その後、茨城県の水族館にあるチンアナゴ展示コーナーに設けたモニターで動画を流したところ好評だったことを受け、水族館関連グッズなどを扱う千葉県の会社が商品化を決めた。
ラインアップは、ストラップ(450円)やぬいぐるみ(1,200円~2,500円)のほか、クリアファイル(200円)や付箋(500円)など6アイテム12種類。
2月にはバラード、4月には「ちんあなごのうた」の別バージョンもリリースするなど積極的な創作活動に取り組む渡部さん。「今後、身近に手に取ってもらえるよう取扱店が増えればうれしい。動画と併せて楽しんでもらえれば」と話す。
同商品は現在、「男鹿水族館」(男鹿市)や「松島水族館」(宮城県松島町)のほか、「八景島シーパラダイス」(横浜市)、「鳥羽水族館」(三重県鳥羽市)、「海の中道マリンワールド」(福岡市)など全国12県13カ所の水族館や土産物店などでも取り扱う。