日本コカ・コーラ(東京都渋谷区)が東日本大地震の救援物資として輸入するペットボトル入り飲料水約3万2,000リットルが4月5日、秋田空港に到着した。
同社は震災の影響による水製品への需要急増の対応策として、ペットボトル入り飲料水の輸入を計画してきたが、第1便を5日にソウル仁川(インチョン)空港から出荷。同日、秋田空港に到着した飲料水(軟水)1万7,760本(1.8リットル入りペットボトル)の全数を岩手県内の被災地向けに無償提供することを決めた。
同製品は、世界保健機構(WHO)が定める分析項目による水質基準をクリアするなどし、乳児向けミルクにも使えるという。
同社では今後、同製品96万本の輸入を予定するほか、ヨーロッパなど世界各地のグループ企業から飲料水の輸入も検討する。