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秋田で「八郎湖流域」を考えるトーク企画-伝説基に物語考える

地域の魅力の発信などについて講演する飯島博さん(写真左) © Makoto Tamiya

地域の魅力の発信などについて講演する飯島博さん(写真左) © Makoto Tamiya

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 八郎湖流域の活性化を図るプロジェクト「8nos!(ハチノス)」は2月17日、同地域の魅力発信などがテーマのトークイベントを「地球食堂bonobo」(秋田市中通2)で開いた。

「8nos!」の参加者

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 これまでにも秋田地域振興局などが中心となって八郎湖の水質改善活動などに取り組んできたが、「八郎湖周辺エリアへの愛を共有しよう」と地元有志らが中心となって、地域住民の交流を広げるプロジェクトを立ち上げた。

 同地域の住民ら17人が参加した当日、東京・茨城・三重・沖縄などで自然再生プロジェクトなどを手掛ける飯島博さんをゲストに迎え、地域ゆかりの伝説「三湖伝説」の主人公・八郎太郎をベースに地域の魅力を発掘しながら、住民のネットワークを広げる手法などについてトークイベントを開いた。身体表現や創作活動に取り組む八郎潟町在住の蕗雪葉さんが、地元に伝わる昔話の朗読と八郎太郎をイメージしたダンスも披露した。

 同プロジェクトの田宮麻友美さんは「この地域は八郎太郎の伝説など秋田のネーティブエッセンスが凝縮されている。地元の魅力を見つめ直しながら言葉を紡ぐことで地域への思いを共有できたと思う」と振り返る。「将来のエネルギーの選択や環境配慮型農業など、持続可能で自立した地域としてシフトすることの重要性ついても考えていければ」とも。

 3月21日には、「アーツ千代田3331」(東京都千代田区)でも交流イベントを開く予定。

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