リリース発行企業:稲とアガベ株式会社
秋田県男鹿でクラフトサケ醸造所を軸にまちづくりを行っている「稲とアガベ株式会社」(秋田県男鹿市、代表:岡住 修兵 以下「稲とアガベ」)は、新作として、2025年7月22日(月)より新商品『廻(めぐる)』の販売を開始することをお知らせいたします。本商品は、日本酒の技術を核としながら、関連会社が運営する「早苗饗(さなぶり)蒸留所」で生まれるクラフトジンのボタニカル残渣を中心に、ワインやビールといった多様な酒類の要素を組み合わせた、これまでの常識を覆す革新的な一本です。
<開発について>
2021年に創業してから3年間、稲とアガベはこれまで日本酒技術をベースに、そこに副原料を入れることで、新しい味わいを目指した新ジャンルのお酒「クラフトサケ」を醸造してまいりました。近年は「全ての醸造物、蒸留酒などあらゆる文化を分解して再構築する」というアプローチで酒づくり・ものづくりに取り組んでいます。その探求の末にたどり着いたのが、この『廻』です。このお酒が完成した時、酒の歴史に新たな一石を投じることができたのではないかと思うほど綺麗に全ての構成要素が調和した一品になっています。ラベルのイラストは画家の杉山洋平氏に依頼し、男鹿の夕日と輪廻をモチーフに描いていただきました。https://www.instagram.com/yohei.sugiyama/
また「廻」の書は花風と同様に、書家の辻井樹氏に依頼しました。どしっとした安定感のある完成度の高い書で、お酒の味わいをしっかり表現いただきました。
https://www.japanesquelab.com/about-us
<酒名『廻』に込めた想い:サステナブルな酒造りの環>
今年2月、私たちは男鹿の地にクラフトジン蒸留所「早苗饗(さなぶり)蒸留所」を新たに立ち上げました。ここでは稲とアガベの酒粕を蒸留した粕取焼酎をベースに、様々なスピリッツやクラフトジンを製造しています。この蒸留所の誕生なくして、『廻』は生まれませんでした。『廻』は、米と麹に加え、ブドウ(ワイン)、ホップ(ビール)、そして「早苗饗蒸留所」でジンを製造した後のボタニカル残渣(ジン)を原料としています。日本酒、ワイン、ビール、ジン。あらゆるお酒の要素を掛け合わせたこの唯一無二のお酒は、世界のお酒の歴史を揺るがすほどの良酒に仕上がったと自負しております。今回の酒造りの背景には、私たちが掲げる「SANABURI構想」があります。これは、酒粕をはじめ、廃棄リスクの高い食材に新たな価値を創造することを目指す、私たちのものづくりの哲学です。「稲とアガベの酒粕は、早苗饗蒸留所でスピリッツやジンになり、その蒸留過程で出たボタニカルの残渣は、再びクラフトサケ『廻』の仕込みに使われる。そして、『廻』から生まれた酒粕はまた蒸留所へ…。」このように、原料や副産物が、稲とアガベが存在し続ける限り「廻り廻り続けるお酒」であることから、『廻(めぐる)』と名付けました。
<販売について>
ISETAN 発酵 WEEK
会期:2025年7月23日(水)~7月29日(火)
会場:伊勢丹新宿店 本館地下1階 フードコレクション
URL:https://www.mistore.jp/store/shinjuku/feature/foods/pickup/2507/2507_05.html
▼出店ブランド一覧
ヤマモ味噌?碵油醸造元/稲とアガベ×マッチャイナ/早苗饗レモン/_SHIP KOMBUCHA/フロマージュ・ドール/軽井沢いぶる/綾鶏/菜かや/本家留蔵/dough-ist/kalpasi
<試し桶シリーズ「廻(めぐる)」商品情報>
価格:3850円(税込)
容量:720ml
発売日:2025年7月23日(水)
購買場所:ISETAN発酵WEEK(その後の発売は未定)
商品の特徴:甘味、酸味、苦味、渋みの複雑さが奇跡的に調和した、唯一無二な味わい
稲とアガベ株式会社 代表取締役 岡住修兵 コメント
新商品「廻(めぐる)」は、昨年発売開始してご好評いただいた「花風」に続き、稲とアガベの新たな定番を目指して醸した一本です。 今年稼働を始めた早苗饗蒸留所で生まれたジンのボタニカル残渣を主体に、これまで使用してきたブドウやホップを重ね、唯一無二の醸造酒となりました。試験醸造「試し桶」シリーズでの発売時には多くの方から温かい反響をいただき、その手応えを胸に今回の正式リリースを決定しました。ラベルは、稲とアガベ全てのデザインを担うタノジデザイン・石田敬太郎氏がベースを作り、画家・杉山陽平氏のイラスト、書家・辻井樹氏の揮毫が重なった力作です。私自身もかなり気に入っております。中身も装いも自信作の「廻」。ぜひ多くの方にお試しいただき、その豊かな個性をお楽しみください。
<稲とアガベについて>
稲とアガベは、秋田県男鹿市で2021年の秋に創業したクラフトサケ醸造所です。「クラフトサケ」とは、日本酒の製造技術をベースとして、そこに副原料を入れることで新しい味わいを目指した新ジャンルのお酒です。私たちは、単にお酒を造るだけでなく、お酒を「地域メディア」として位置付けています。お酒を通じて男鹿に興味を持っていただき、実際に訪れて楽しんでもらうことを目指し、醸造所を起点とした街づくりを推進してまいりました。創業から数年で、レストラン、食品加工所、ラーメン店に加え、サウナ付きホテル「ホテルかぜまちみなと」「ひるね」、スピリッツを製造する「早苗饗蒸留所」、そして人々が集うスナックを開業いたしました。クラフトサケを起点に男鹿の街を未来に残すことを目指して活動しています。
<稲とアガベ株式会社 概要>
社名 :稲とアガベ株式会社 https://inetoagave.com/
所在地 :秋田県男鹿市船川港船川新浜町1-21
代表者 :代表取締役 岡住修兵
設立日 :2021年3月
事業内容:酒類製造業(クラフトサケ及び輸出用清酒)、飲食店営業、食品加工業、宿泊業