SOCIALSQUARE秋田山王店では、地域との連携を大切にしながら、利用者の皆さんの「働く力」を育む実践的な訓練を行っています。
その取り組みの一つとして、秋田の人気珈琲スタンド「つなぐ珈琲」様のご協力のもと、月に2回の実習を実施しています。実習では、利用者さんが一つひとつ丁寧に、ドリップバッグ用の珈琲の粉を計量してパッケージへ詰めたり、ラベルシールを貼ったりする作業に取り組んでいます。
シーラーで袋の口を閉じる作業の様子
パッケージにラベルシールを貼る作業の様子
この実習は、手先の細やかな作業や衛生管理への意識、報連相(報告・連絡・相談)など、就労に必要な基本スキルを身につける貴重な機会となっており、参加した利用者からは「達成感を得られた」「仕事ができるのではないかという自信がついた」などの声が寄せられています。
つなぐ珈琲 店主・ぽんさんのコメント
このたび、ソーシャルスクエア秋田山王店の皆さまとご一緒に、ドリップバッグ作成の実習に取り組めることをとても嬉しく思っています。 私たちが目指している「コーヒーを通じて、社会のスキマをやさしくつなぐ」という想いに、今回の実習はまさに重なるものでした。一つひとつ手作業でつくられたドリップバッグには、まっすぐな集中とあたたかさが詰まっていて、私たちのお客様にも必ずその想いが届くと感じています。 この経験が、参加される皆さんの自信や喜びにつながっていくことを願うと同時に、私たちにとっても、"働くこと"の多様な形や価値をあらためて学ぶ貴重な機会となっております。 これからも、「つなぐ」ことを大切に、共に歩めるような取り組みを続けていきたいと思います。
今後も当事業所では、地域の企業・店舗との連携を通じて、より実践的で多様な就労訓練の機会を提供してまいります。
つなぐ珈琲秋田の町にひっそりと佇む、住所非公開の珈琲スタンド。手焙煎したこだわりのコーヒーと、手作りのガトーショコラやビスコッティを販売。現在、大仙市・秋田市・横手市の3拠点で営業中。住所はあえて公開せず、SNSなどのヒントを頼りに辿り着くその体験も、つなぐ珈琲の魅力のひとつ。店名には、「人と人をつなぐ場所にしたい」という店主の想いが込められています。
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