一般社団法人海と日本プロジェクトin秋田県は、日本財団と環境省が一斉清掃活動を推奨する“春の海ごみゼロウィーク”期間にあたる、2024年6月1日(土)にごみ拾いイベント「海ごみゼロ大作戦at秋田県」を開催いたしました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
イベント概要
・開催概要:海洋ごみの約8割は陸由来のごみと言われています。気候変動の影響で近年多発する大雨災害や暴風雨により流されたり飛ばされたごみが予期せぬ形で川に流れ海に辿りつきます。その中でもプラスチックごみは分解されずそのままの形で海に流れ着きマイクロプラスチックに変わります。そのマイクロプラスチックを間違って食べ、海洋生物が命を落とす状況にもつながっています。自分たちの住む町から海にごみを出さない。町を綺麗にすることで海洋ごみゼロにつながる。そんな想いでごみ拾いを行います。
・日程:2024年6月1日(土)10時~12時
・開催場所:秋田市にぎわい交流館AU前 にぎわい広場周辺
・参加人数:高校生33人、一般3人 計36人
・協力団体:新川向南町竿燈会
高校生33人が参加
海と日本プロジェクトin秋田県ではこれまでに中高生との様々な取り組みを行っていて、「おもいでごみ拾い」や「脱プラスチック農業を実施して海洋ごみを削減」、「雄物川の巨大中洲にカヌーで上陸しごみ拾い」などに多くの中高生が参加しています。
今回のイベントにも高校生33人が参加して、秋田の街を綺麗にしました。
人の目につきやすい場所にはごみは見当たりませんでしたが、街路樹の枝をかき分けるとたばこの吸い殻やプラスチックでできている包装などを発見しました。
普段何気なく通っている歩道のすぐそばでごみを見つけた高校生は、このごみを海には流さないという思いを持って隅々まで目を光らせてごみ拾いを行いました。
秋田竿燈まつりの竿燈が登場!イベントを盛り上げました。
イベントには秋田竿燈まつりの竿燈とお囃子が登場してイベントを盛り上げました。道行く観光客や散歩途中の園児も竿燈を見ながら「海ごみゼロ大作戦at秋田県」の活動を認識していました。
これまでの中高生の取り組みは今年、「秋田竿燈まつり」とのコラボという形で大きく発信します。これまでの様々な活動で海洋ごみ問題を学んだ中高生が「海洋ごみ削減」をイメージしたロゴや絵を描き、竿燈まつりに使われる提灯に掲示して観光客や県民にPR・啓発を行います。
2024年8月3日から6日まで行われる「秋田竿燈まつり」で披露しますので訪れた際にはぜひ見つけてみて下さい。
<団体概要>
団体名称 :一般社団法人海と日本プロジェクトin秋田県
URL :https://akita.uminohi.jp
活動内容 :秋田県の海の今を伝えることで皆さんに興味を持ってもらい、海と共生するムーブメントを起こすことを目的に活動しています。また、海洋ごみ対策に向けた取り組みとして街のごみ拾いを中心に行い、多くのごみ拾い参加者を獲得。清掃活動やオリジナル企画などで、海ごみゼロのアクションを実施し、認知向上・意識向上を目指しています。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/