一般社団法人海と日本プロジェクトin秋田県は、2024年9月26日(木)に『脱プラスチック肥料を使用した米作りで海ごみゼロ宣言!稲刈り篇』を開催しました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
イベント概要
・開催概要:地域の中学生が実際に農業を体験し米作りを行いながら、農業の現場でもプラスチックを多く使用している現状と海洋ごみゼロを発信する。普段何気なく食べているお米でも、米作りの過程でプラスチックが多く使用されていて、肥料などから排出されたプラスチックが予期せぬ形で海に流れ着いている現状を学び、地域の農家などに啓発・発信PRを行う。
・日程:2024年9月26日(木)
・開催場所:秋田県仙北市角館町
・参加人数:仙北市立角館中学校 1年生86人
・協力団体:雲雀農園
刈るのは稲!自分の手を刈らないように気をつけよう!
数年前から脱プラスチック肥料を使った農業に取り組んでいる雲雀農園さんの田んぼを借りて始まった角館中学校の挑戦は、5月の田植えから始まりました。
参考レポート:地元の中学生が農業の現場から海ごみゼロ宣言!【脱プラスチック肥料を使用した米作りで海ごみゼロ宣言!田植え篇】を開催しました!
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002624.000077920.html
田植えから4ヵ月が経過し、手のひらサイズだった稲が生徒の腰ぐらいまで成長し田んぼは黄金色に輝いていました。
稲を手で刈るのが初めての生徒が多く、まずは雲雀さんから鎌の使い方などの説明を受けました。鎌は斜め下に向けて動かす事やノコギリのように前後に動かさない事などを学習しました。
いよいよ稲刈りスタート!あっという間に…
鎌を手に持ちいよいよ田んぼに入って稲刈りスタート!最初は恐る恐る鎌を使っていましたが慣れてくるとどんどんペースアップ。あっという間に自分の担当部分の稲を狩り終わり、次の担当者の部分も刈り始める生徒もいました。全員が刈り取りの体験を出来るようにと先生や雲雀さんが指導する場面もありました。
刈った稲はコンバインまで運び脱穀作業です。今年は米不足で米の値段も上がり農家にとっても貴重なお米になっています。生徒が運ぶ時も稲を1本1本落とさないように気を付け、落ちた稲は確実に拾う事を実施し生徒は丁寧な作業を心がけていました。
参加した生徒の声
・稲を切った時の感覚が楽しかった。
・初めて稲を刈る体験をしたが綺麗に刈れた。
・プラスチックを使用しない肥料を使った米作りをして農家の方やこのお米を食べてくれる人にも海洋ごみのことを伝えていきたい。
<団体概要>
団体名称:一般社団法人海と日本プロジェクトin秋田県
URL:https://akita.uminohi.jp
活動内容:秋田県の海の今を伝えることで皆さんに興味を持ってもらい、海と共生するムーブメントを起こすことを目的に活動しています。また、海洋ごみ対策に向けた取り組みとして街のごみ拾いを中心に行い、多くのごみ拾い参加者を獲得。清掃活動やオリジナル企画などで、海ごみゼロのアクションを実施し、認知向上・意識向上を目指しています。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/