秋田市在住の新聞記者がコツコツ集めていることで話題になった缶コーヒーの「空き缶」コレクションが6月19日~7月12日、JR秋田駅前のファッションビル「アルス」(秋田市中通7)で一般公開される運びとなった。
「パッケージデザインに魅せられて収集した」という秋田魁新報社・政治経済部記者の高橋尚義さんの缶コーヒー「空き缶」コレクションは、これまでに約700種。「一般に公開するようなものではない」(高橋さん)と、これまで段ボール箱に整理して自宅に保管していたが、コレクションを報じたニュースがヤフートピックスに掲載されたことなどをきっかけに、同ビルを運営する「秋田ステーションビル」(同)が、トランプ200種や雑誌の創刊号300冊などユニークなコレクションを紹介する展示会「ちょっと変な、おもしろコレクター展」を企画。高橋さんのコレクションの公開も決めた。
「正直なところ、本当に展示してもらっていいのかという思いもあるが、楽しんでもらえればうれしい。今まで一度も出会ったことのない同好の士にも出会えれば」と高橋さん。
企画を担当するアートディレクターの嶋野修さんは「展示会向けに空き缶用の専用ディスプレー棚も製作した。風変わりなB級コレクション展だが、高級感のある演出を目指す」と話す。
営業時間は10時~20時。入場無料。