降雪を理由に冬期休業するジャズ喫茶「近江屋」(秋田市太平八田、TEL 018-838-2453)が3月20日、4カ月ぶりに再開した。
降雪を理由に例年、冬期休業する同店の立地は、秋田市中心部からクルマで20分ほどの太平山ろく。店主の近江谷博さんは「この辺には工芸の工房などもあるので、私は『田舎の文化街』と呼んでいる(笑)」と話す。
同店は、近江谷さんが2007年6月、レコード鑑賞とオーディオの趣味を生かして開業した「隠れ家的」ジャズ喫茶。テーブル席13席、ソファー席2席を用意する25畳の店内で、トーレンス社製ターンテーブルやオルトフォン社製カートリッジ、アルテック社製スピーカーなど、往年のオーディオ装置でモダンジャズを中心に流す。「アナログ時代の音と昭和レトロな1960年代の雰囲気を目指した」(同)という店内には、「ちゃぶ台」を改造したテーブルや黒電話も置いた。
メニューは、コーヒー(500円)、カフェオレ(550円)、紅茶(500円)などソフトドリンクとトースト(300円)。
近江谷さんは「これからの季節、庭先には50種以上のハーブも芽吹く。夏場は森林浴効果で私もくつろいで眠ってしまうことがある(笑)。里山にある当店で、ジャズを聴きながらくつろいでもらえれば」と話す。
営業時間は11時~17時。日曜・月曜・火曜定休。