秋田公立美術工芸短期大学(秋田市新屋大川町)と同短大附属高等学院(同)の教員と卒業生によるグループ展「ハイブリッド展」が現在、仲小路ビル(中通2)で開催されている。
木材工芸家と彫刻家がコラボれーションした「スツール(いす)」
卒業生と教員、異なる素材や分野など、「複数の要素から一つの作品を生み出そう」というコンセプトから「ハイブリッド」と名付けた同展。木材工芸が専門の岸上恭史さんと彫刻が専門の芝山昌也さんが木材とステンレスを素材に制作した「いす」など、日ごろ、異なる分野の研究を行う同短大の教員が一つの作品に仕上げたコラボレーション作や、秋田でアクセサリー類やガラス工芸品のオリジナルブランドを立ち上げて活動する同短大卒業生の作品など約120点を展示する。
同短大准教授の芝山さんは「他の作家と共同の制作作業は全く初めての経験だったが、一人では気付かないようなアイデアや新たな発見もあった」とし、「この展示会が、当短大の卒業生らの活動を広く知ってもらえるきっかけになればうれしい」と話す。
展示時間は11時~18時。3月8日まで。同内容の展示会は3月10日~17日、「参画屋」(新屋表町)でも開催する。
問い合わせは、「アートプロジェクトあきた実行委員会」の芝山さん(TEL 018-888-8111)まで。