秋田経済新聞、2008年の年間PVランキング1位は「幻のきりたんぽキャラ」

発売中止で「幻」となったご当地キャラ

発売中止で「幻」となったご当地キャラ

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 秋田経済新聞の2008年間PV(ページビュー)ランキング1位には、「秋田名物『きりたんぽ』がモチーフのマスコット商品、本格発売へ」が輝いた。ランキングは今年1月1日から12月24日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。

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1. 秋田名物「きりたんぽ」がモチーフのマスコット商品、本格発売へ(2/3)2. 秋田の「幼虫チョコ」、連日1時間で完売の人気商品に(1/19)3. 1人で始めた「秋田おたくオフ会」、人気に-萌えるゴミ交換会も(11/5)4. 飼い猫がモデルのご当地キャラ「にゃまはげ仮面ニャッパゲ」、話題に(2/16)5. 「あきたこまち」のパッケージに初の萌えキャラ-予約好調、例年の5倍に(9/26)
6. 秋田の女性2人組が「和菓子とコーヒー」のカフェ、1日限りの開店(2/21)
7. 和風しょうゆ味の「みたらしプリン」-秋田の県内産素材で商品開発(3/18)
8. 「やわらか戦車」作者が他作家のキャラを「爆破」-なまはげキャラも標的に(1/30)
9. ビックリマンを秋田風にパロディー化したシール、本格発売へ(8/11)
10. アップルマーク入りの「リンゴ」話題に-五城目町の男性が趣味で作る(11/21)

 「きりたんぽがモチーフのマスコット」は、観光物産の企画販売を手掛ける秋田市の会社が昨年、「北海道の人気キャラ『まりもっこり』のようなマスコットを秋田でも作れないか」と考案したご当地キャラ。ラインアップを拡充して今春の本格販売を予定していたところ、商品のネーミングについて消費者の賛否が激しく分かれた。同社は反対意見を受け入れる形で発売を見送ったことから「幻のキャラ」となったが、逆に他社から「きりたんぽもっこり」が発売されるなどの反響もあった。

 2005年の発売以降、口コミで人気があった小松屋本店(横手市)が製造・販売する「幼虫チョコ」(2位)は、秋田経済新聞記事の掲載をきっかけに、バレンタインデー前には2カ月待ちのヒット商品に。その後、同社は「成虫」「サナギ」などシリーズ展開し、現在もインターネット通販限定で3週間待ちの状態が続いている。

 イベント関連記事として唯一ランクインした「秋田おたくオフ会」(3位)は、「身近に仲間がいなかったことから1人で会を始めた」という主宰者sinpさんの行動力で、30人以上の同好の仲間ができたことなどが読者の共感を呼んだ。

 飼い猫がモデルの「にゃまはげ仮面ニャッパゲ」(4位)、美少女イラストレーターとして知られる西又葵さんがデザインした米袋入りの「秋田県産あきたこまち」(5位)、「やわらか戦車」作者とウェブ上でコラボレートしたフラッシュ作品も生まれた「なまはげキャラ」(8位)、「ビックリマン」のパロディーシール「ドデンマン」(9位)など、ご当地キャラ関連の記事も人気を集めた。

 秋田の女性2人組が1日限りで開店した「和菓子とコーヒーのカフェ」(6位)は好評を受け、市内の旅館で月1回のペースで定期開店するようになったほか、食品関連では、秋田県内産素材で開発した和風しょうゆ味の「みたらしプリン」(7位)もランクインした。

 ヤフー・ジャパンでトピックスにもなった「Appleマーク入りのリンゴ」(10位)は、掲載期間1カ月ながら10位にランクインする注目ぶり。他のニュースサイトでも取り上げられたほか、フジテレビの人気番組「笑っていいとも!」のパネルクイズにも出題予定だったが、「時間の都合でパネルが開かれなかった(笑)」(NOBONさん)など全国的な話題を振りまいた。

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