秋田市の夏祭り「秋田竿燈(かんとう)まつり」最終日の8月6日、「竿燈市民パレード」が竿燈大通りで行われ、パレード参加者と沿道の観光客が手を振り合うなど交流した。
2009(平成21)年から、竿燈演技に合わせて交通規制された大通りで行うパレード。感染症拡大による中止期間を挟み5年ぶり12回目となる今年は、地元のNPOや社会活動団体、県内で開かれるイベント実行委員会のメンバー、秋田大学サークルや高校部活の部員などのほか、プロスポーツチーム「秋田ノーザンハピネッツ」「ブラウブリッツ秋田」「秋田ノーザンブレッツ」「東北楽天ゴールデンイーグルス」の選手や関係者ら39団体の約800人が、横断幕やのぼりを持つなどして行進した。パフォーマンスを披露しながら行進するダンスグループやブラジルの格闘技「カポエイラ」チームも。
「パレードの参加者と観客が一緒になって、会場の雰囲気を盛り上げていることが楽しかった」と秋田市在住の40代の女性。パレードの呼び掛け人で秋田県議会議員の武内伸文さんは「酷暑ながらも天候に恵まれた今年の祭り期間。県内外から観光で訪れた皆さんに歓迎の意を表すことができたのでは」と振り返る。「地域の皆さんが一体となって、地元の活動を広く伝える場として続けられれば」とも。