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秋田のNPOが音楽作品をサイトで公開 ミュージシャンと障がい者コラボの4曲

企画展示「はだしのスクラッチ」を担当した圓井智哉さん(左)とNPO法人「アートリンク うちのあかり」で創作活動に取り組むゲンちゃん(右)

企画展示「はだしのスクラッチ」を担当した圓井智哉さん(左)とNPO法人「アートリンク うちのあかり」で創作活動に取り組むゲンちゃん(右)

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 障がい者の芸術表現活動を支援するNPO法人「アートリンク うちのあかり」(秋田市新屋比内町11、TEL 018-838-4711)が3月31日、音楽家と表現活動に取り組む市民が共同で制作した音楽作品4曲をホームページで公開した。

秋田市内で開かれた展覧会に参加する写真家の長浜谷晋さん

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 音楽作品は、秋田市が主催し、同NPOが2月に旧松倉家住宅(旭南2)で開いた展覧会「あきたアート はだしのこころ」の企画展示「はだしのスクラッチ(傷)」向けに制作したもの。「感覚の対話」や「心の傷」などをテーマに、障がいの枠を超えて音楽家と市内で障がいなどの背景を持ちながら、さまざまな分野で表現活動に取り組む作家らがコラボ制作した。楽曲はレコード盤に収録し、同NPOが運営するホームページ「はだしのこころ」でも公開した。

 秋田公立美術大学大学院(新屋大川町)の准教授で現代美術家・ホーメイ歌手の山川冬樹さんと、大病の後遺症を抱える秋田市在住の写真家・長浜谷晋さんとの対話から生まれた「The 67th Spring」など、4組が制作した音楽作品と作家らのインタビューなどを掲載する。

 「さまざまな理由で障がいや困難を抱える人の感覚に寄り添い、あふれ出た表現の記録を試みた」と、同企画を担当する圓井智哉さん。「音楽というメディアを入り口に、さまざまなことを広く伝えたい。障がいの有無に関わらず、日々の営みで感じる孤独や心の痛みを解放するきっかけにつなげられれば」と視聴を呼びかける。

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