自立支援や就労移行支援を行う福祉事業施設「ソーシャルスクエア秋田山王」(秋田市山王6、TEL 090-8509-3151)が4月6日、開設1周年記念イベントを開く。
NPO法人ソーシャルデザインワークス(福島県)が、2023年4月1日に開設した同施設。現在、約40人が利用し、地域住民との交流などを目的に月2回ほど開放日を設ける。開設1周年を記念し、「春フェス」と題するオープン形式のイベントを企画した。
同施設メンバーが手作りするアクセサリーや、障がい福祉サービス事業所「保戸野ハウス」(保戸野中町)が作るパンと焼き菓子、「大仙地域福祉事業所いぶりん」(大仙市)が作るいぶりがっこなどを販売する。福祉複合施設「ストーリーキャット」(南通亀の町)がキッチンカーでカレーライスなどを提供するほか、ハーブティーの提供やボードゲームの体験会などを開く。店舗住所を公開せずに営業することなどで注目を集める「つなぐ珈琲」も出店する。
仙北市出身の社会福祉士で同施設マネジャーの奥田峻史(みちふみ)さんは、「さまざまな背景から、生きづらさを感じる市民が少なくないことを実感した」と1年を振り返る。「福祉施設のハードルを低く感じてもらいたいため、『ごちゃまぜ』をテーマに運営する当施設。地域の皆さんとのつながりが得られる場として、春を感じてもらえるようなイベントにできれば」と来場を呼びかける。
開催時間は10時30分~14時。入場無料。